タイ旅行日記

第10日目(12月27日)


第10日目。今回の旅行で一番大きなトラブルがこの日に起きた。それなんでしょう

か?朝、まだ薄暗い時間に部屋の電話が鳴った。夫がその電話に出る。すると衝撃

の事実と対面した!8時30分発のタイ航空にジャカルタに帰ることになっていたので

6時30分には、空港に着いてなければならなかった。けれどもこの時の電話で起き

た時間はなんと!6時50分!
ギャーーーーー!私はもうダメだと思った。あかん、絶

対に間に合うはずがない。だって空港まではどう頑張ったって30分はかかるし・・・と

頭の中で色々考えていてもらちがあかない。フロントの日本人社員は「今すぐに出た

ら間に合います!」と言う。なんでも「ビジネスクラスの搭乗は7時30分までできるの

で、7時にホテルを出たら30分で、空港には着きます。今すぐ出られますか?」と言

うので「はい、すぐに出ます」と答えた。とりあえずあんずと夫を先にロビーに行かせ

清算をさせ、私はスーツケースをまとめ、着替えをして部屋を出た。ちなみにノーメイ

ク。なんと歯磨きもしていない。(笑)昨日、空港からホテルまで来る時に頼んだタクシ

ーサービスの運転手がホテルの前で待機していた。すぐに荷物を積み、車に乗って

出発する。なんて慌しい客だったんだろうと、ホテルの従業員たちに思われているに

違いない。せっかくの5つ星ホテルだったのに、もっと優雅に過ごしたかった。バンコ

クはひどい交通渋滞で有名だ。確かに朝晩の通勤ラッシュはすごい。けれども昨日

私が乗ったスカイトレインのおかげでずいぶん解消されたと聞いた。私が見る限りで

は、ジャカルタの渋滞のほうがすごいと思う。渋滞の中で車の中は誰もが沈黙して

る。もう、間に合わないんじゃないかという諦めムードだった。するとタクシーの運転

手さんが「私は朝の5時30分にホテルに着いてずーっと待っていました」と言うでは

はないか!なんやと?だったら6時30分までに空港に行かなくちゃいけないお客を

迎えに来た事を知ってるんなら6時を過ぎても出てこないのをなんで不思議に思わな

いのか?!と、彼にここで言っても、結局悪いのは寝坊した私たちだ。渋滞をやっと

抜けて高速に乗るとこの運転手さん、すっごい飛ばし始めた。なんとしてもこの寝坊

した日本人客を、間に合わせようと思ったプロ意識なのか、ただの飛ばし屋なのか、

からないけどそりゃもうすごいスピード。車の窓からバンコクの朝日を見ながら「私に

明日という日はあるんだろうか?」と思った。つまり、死を予感させるようなスピード。

つまりそのくらい乗っている者をビビらせるような危険な運転だったということだ。

ところがこの恐怖のドライブのおかげか、なんとか7時30分に空港に着き、搭乗手

続きを済ませることができたのだ。着いた嬉しさのあまり私はさっきの恐怖も忘れて

チップを通常の3倍ほどあげてしまった。


とりあえず、写真を撮る


本当はこんな写真なんて撮るほど時間の余裕はなかった。(笑)出国カウンターへ行

き、出国審査も無事終了。本当は免税店で化粧品やお酒を見たかったのに・・・とか

言いながら、しっかりシャネルの美容液と化粧水を買い込んだ私。時間ないって言う

てるやん!(怒)搭乗アナウンスは聞こえて来ていないが、搭乗時間が迫っているの

でゲートまで行く。ところが!何やら様子がおかしい。8時30分の離陸だというのに

全くゲートは開く気配もない。そして耳に聞こえてくるのはインドネシア人が話すイン

ドネシア語。ジャカルタ行きの飛行機なんだからインドネシア人がたくさん乗っていて

当たり前なのだが、話していることがわかってしまう恐ろしさ。耳に馴染んでしまって

るのだと思ったらショックだった。その人たちの話では、インドネシアからタイに来る飛

行機が遅れているので、タイ出発も遅れているということらしい。結局はインドネシア

のせいなのね。ったく・・・ぶつぶつ。


                

そして途方にくれる親子


結局、ゲート前の待合室で40分くらい待たされた。なんだったんだよ〜!あんな死

にそうな恐怖のドライブを経験してまで辿り着いたのに。ここでこんなに待たされるん

だったら、もうちょっと免税店で買物をするんだった!(←結局そっちか) さてやっと

ゲートが開いてバスに乗って飛行機のタラップがあるところまで行く。インドネシアの

のスカルノハッタ空港は空港自体の規模が小さいのでバスに乗って移動させられる

ことはない。だからこういうのはちょっとウキウキしちゃうのよ。なんか「ああ!今から

飛行機に乗るんだなぁ」って感じがするから。


さあ帰りましょう〜


そしてジャカルタへの帰路に着いたのだった。ジャカルタのスカルノハッタ空港の薄

暗さに、そしてムービングウォークが節電のためか停電のためかわからないが止ま

っている事に情けないキモチでいっぱいになった。ああ、これが現実なのね。


国際空港なのにこんなに薄暗い!


タイの遺跡はまだまだ見足りないし、シャングリラホテルだって十分満喫していない

まま、インドネシアに戻ってきてちょっと消化不良だった。そして絶対にもう一度行く

ぞ!と心に決めたすぴかなのだった。

<END>

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