バリ旅行日記

第1日目

第1日目。バリ島はジャカルタから飛行機で1時間半のところにある。ジャカルタ

のスカルノ・ハッタ空港からバリ島のデンパサールにあるングラ・ライ空港まで、ガ

ルーダインドネシアのドメスティック便で行く。デンパサールに着くとそこはもう南国

の日差しが私たちを待っていた。ジャカルタも同じインドネシアだから、そんなの一

緒でしょう?と思うかもしれないが、ジャカルタは車の量が多く光化学スモッグが

発生するほど大気汚染が進んでいる。だからバリの日差しはジャカルタ在住の私

のとっても痛いくらいだった。空港から私達が宿泊するパドマ・ホテルまで車で20

分ほどのところにある。途中クタというバリで一番にぎやかな街の中を通って行っ

たのだが、ホテルに着く前に「ここで降ろしてください」と言いたくなるくらいのにぎ

わいぶり・・・。


ブーゲンビリア ホテルの庭の石像


ホテルに着いて、すぐに私たちは街を散策に出かけた。ところが10分も歩かない

うちに首すじが痛くなってきた。「なんだろう?」と思ったら日焼け止めクリームを首

に塗るのを忘れていたのだ!バリに来るのはこれが3回目なのに、物珍しそうに

ウロウロ、きょろきょろしていると「オミヤゲ、ドーデスカ?」とか「コンニチハー!」な

どと日本語で話しかけてくる。お土産物屋さんの店員さんは、みんな日本語が上

手で驚く。でもそれはウンザリするくらい上手・・・確かにバリの観光客の5割以上

が日本人だから、日本語を覚えたほうが便利だろうけど、いかにも日本人には英

語で話しかけてもダメって言われているような感覚・・・スーパーマーケットでアイス

クリームを買っていると、店員の一人が私の手首につけていた髪の毛を結ぶため

のカラーゴムを見て「これちょうだい!ちょうだい!」と日本語で言う。最初は悪い

けどその人のことちょっと変な人だと思った。断って気分を悪くしたら嫌だから「い

いよ」と気軽にあげてしまった。でも後で、バリの人は日本の物を何でも欲しがる

ということを後で知って、「なーんだ、そういうわけだったのか」と安心したのと同時

に「あげなきゃよかった」と思った。実際、たくさんの人に「これちょうだい」と言われ

てかなりうんざりした・・・( ̄〜 ̄;)

街を歩いていて気付くのがチャナン。かごにお菓子やお金を入れて、朝夕、お供

えをする。バリは、ヒンズー教の人が多いので、ジャカルタでは見かけない風習も

あっておもしろい。このチャナン、時間がたつと人々に蹴られてゴミと化している。

仮にも神様にお供えしたものをゴミにしてしまう図太さには少しあきれてしまう。


ヒンズーのお供え物・チャナン


買い物から帰って、その後は着替えてホテルのプールへ。夕方だったけど外はま

だ暑いので、水の温度がちょうどいい具合で、プールサイドに座って水に浸かって

いたら、まるで温泉にでも入っているような感じだった。だからこそ余計に「幸せだ

わ〜」と思えたのかもしれないな・・・



ホテルのプール


                  

ホテル内の割れ門


そして、そのまま歩いてビーチに行った。バリのホテルは大抵海沿いに立ってい

るのでホテルのプールからそのまま浜辺に歩いて行ける造りになっていることが

多い。一緒に来た友人は「インド洋で泳ぐのが子供の頃からの夢だった」と語り、

感動に打ちひしがれていたが・・・・・・波が高く、泳ぐどころではなかった。波が体に

ぶつかるとに2人でおぼれそうになっていた。でもあの波を見て、バリがサーフィン

のメッカである理由がよくわかった。私達はサーフィンができないから高い波なん

て不要なんだけど、それでも友人は「インド洋の海水に触れることができた!」と

言って幸せそうだった。


レギャンの海岸


その後、着替えてからタクシーに乗ってクタのマタハリデパートまで行った。ジャム

ーを買いに行ったのだが、そのデパートでは売り切れていて、別の店を探した。何

軒かお店を回ってようやく販売しているお店を見つけた。そのお店は既に割引して

いるのだが、友人はさらに値切ろうとしていた。しかも12箱で1セットになっている

のを2種類のジャムーを6箱ずつにしてくれと交渉している!すごい!友人いわく

「私は正規の値段では絶対に買物をしない」と言っていたけど・・・さすがに店員さ

んも嫌な顔をしていた。結局、友人の「ディスカウントして!しなきゃ買わない!」

攻撃に負けて手に入れることができたのだが、なんとこの店員さん、ディスカウン

トさせられた腹いせにもう既に使用できなくなった古い2万ルピア札をお釣に混ぜ

てきた!普通の観光客である日本人なら誤魔化されるかもしれないけど、そうは

いかない!「このお札はもう使えないでしょ?交換して」と言ってちゃんと使用でき

る新札のお札を持ってきた。あるんじゃないか・・・~(-゛-;)~最初からもってこい!

ところでジャムーとはインドネシアの漢方のようなもの。ダイエット効果があって体

全体をスリムにするもの、ダイエット効果があってお腹だけをスリムにするもの(た

ぶん下剤っぽい)ストレスをやわらげる効果のあるもの、肌を若返らせるもの・・・

などいろいろあるんだけど・・・好きな人に飲ませると飲ませた本人を好きになると

いう惚れ薬のようなものまであって、笑った。効くのかな?他にも病気に効くもの

や若さを保つ効果のあるものなど、多種にわたっていた。その前の年バリに来た

時、一部の店でのみ取り扱っていたのですが、今はどこででも手に入るようになっ

ていた。そして後でわかったことだがジャカルタというかインドネシアでならどこで

も買えるものだった。(何しろこの頃、まだインドネシア在住3ヶ月だったので・・・)

買い物も一段落、その後はクタで一番にぎやかなレギャン通りに面したレストラン

で夕食。私はインドネシアの炒めご飯の「ナシゴレン」。これは一番ポピュラーで

当たり外れがないので、困った時はいつも「ナシゴレン」を食べている。ビンタンビ

ールを飲んで酔っ払ったのでタクシーをレストランの店員さんに呼んでもらってホテ

ルまで帰った。


ビンタンビール(ビンタン=星)


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