バンコクアジアオフ日記

第1日目(5月24日)

ネットを通じて知り合った、バングラデシュに住んでいるおっこちゃんと初めて会っ

たのは、今年の3月。新宿南口のスタバで、トールラテを飲みながら「タイにも行

きたいんだよね」と話したことが、きっかけだった。タイにはやっぱりネットの友達

でえりちゃんが住んでいるから。2001年12月にタイに行った時、お互いの都合

で会えなかったのが心残りだったのと、バンコクにはもう一度行きたいと思ってい

たからだった。ジャカルタ−バンコク間はタイ国際航空の直行便が1日1往復して

いる。しかしバンコク到着が遅いくせにバンコク出発も遅く、2泊3日といえども正

味、2泊2日みたいな無駄な旅になりそうなことが目に見えていたので、一旦予

約したTGをキャンセルした。で!結局、シンガポール航空にした。ただしシンガポ

ール経由。でも直行便よりは早く到着する。出発当日の朝、というか明け方3時

半頃、我が家の電話が鳴り響く。とても不吉な予感がする。というのも、バングラ

のおっこちゃんがもしかしたら行けないかも・・・というメールを前日に送ってきてい

たのだ。その後の状況の変化で「99%大丈夫」とのことだったが・・・もしや・・・と

思ってしまった。「都合が悪くなったら夜中でもいいから電話して」と書いた私のメ

ールがフラッシュバックする。ところがその電話はまたしても間違いファックスだっ

た!「ふざけんなよ!こっちは1時に寝たばっかりで、5時に起きなきゃいけない

んだよ!」と怒り狂う。っていうか夜中になんでファックスなわけ?その後もう一回

同じ間違いファックスがあって完全に切れた私はまたもや電話線のモジュールを

引っこ抜いて寝た。「夜中でもいいから電話して」と言った私のメールは嘘だった。

で、いよいよ朝。あんずをスクールバスに乗せ、自分の用意を整えて運転手ととも

に出かける。朝はいつも渋滞しているるからなぁと思い、少し早めに出たけど、こ

とのほか早く着いてしまった。いつものくせでJALのカウンターの近くで空港内に

入ってしまって、SQのカウンターだと思ってやたら賑わっているカウンターへどん

どん歩いて行ったら、そっちはガルーダだった。チェックインを済ませ、フィスカルを

払いに行く。悪名高きフィスカル支払いカウンターではなく今回はBCA(銀行)の

カウンターへ行った。すると係員は私のパスポートを見ながら書類を書いて「100

万ルピア」と言っただけだった。私が財布から10万ルピア札を「1、2、3・・・」と数

えながらだしていく。一度にどんと出すと「足りない」とかいちゃもんをつけてくるか

らと聞いたのでそうしたのだが、係員は渡したお金をもう一度数えなおして、本人

用の控えをくれて支払い作業は終了した。え?マジ?これで終わり?なんだ・・・

普通じゃん!ちぇ!なんかネタになると思ったのにと、思ってしまうほど私達はぼ

られたことがあった。(笑)ぼったくられないんだからいいじゃん!と思うのだが、心

のどこかで期待していた私・・・(^-^;)さてさて無事に出国手続きも済ませて、デュ

ーティーフリーをウロウロしていた時に、私の携帯がなった。ん?誰?と思って出

出ると、私が「もしもし?」と言った直後に「ハロー?」と低い男の人声が返ってく

る。・・・うわっ・・・また混線してるのかなぁ・・・。するとその「ハロー?」と言った人

が「もしもし?」にかわる。う!?日本人?!すると「おっこのだんなです」と電話

の向こうの低い声の男の人が言う。「え!・・・・・・・・・あ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はい!・・・・・・はい、はいはいはい」たぶんこんな感じの応答だった、私。「もしか

して?」と思う余裕もなく間髪いれずに事情を聞くと、おっこちゃんが乗る予定だっ

た飛行機が3時間遅れて出発するらしくバンコクでの待ち合わせ場所に遅れると

連絡してくださったのだった。


結局30分遅れたSQ153便 飛行機の窓から



そっかー遅れるのかーと思いながら、搭乗ゲートへ向かうとなんとこっちも同じよう

に遅れていると言うアナウンスを聞く。と言っても30分程度の遅れだった。10時

10分に、30分遅れで出発したSQ153便はやっぱり30分遅れで、シンガポール

に着いた。もともとシンガポールでのトランジットの時間は50分しかなかった。だ

からシンガポールに着いた時、バンコク行きのSG64便はラストコール状態!

次のゲートへ走る私。やばいよ!急がなきゃ!乗り遅れる!・・・搭乗ゲートに着く

と明らかに同じジャカルタから来た搭乗客がのそのそと、へらへらと、だらだらと歩

いてくる!オメーラー!チョットハ、イソゲー!・・・っていうか、日本人以外はみんな

なこんなもんだ。(笑)バンコク便は人気路線なのか、ジャカルタ便とは比べ物なら

ないくらい混雑していた。そんなわけで一番窓際の席に押しこめられて「すいませ

ん、ちょっとトイレ・・・」と言いにくいくらい。本日2度目の機内食を食べ、モニターで

でドクターマリオをしているとあっという間にバンコクに着いた。前回、入国審査で

すごく時間がかかったので、とにかく空いているところを選んで並んだ。ところが、

この審査官私がカウンターの上に出したパスポートを手に取ろうともせず、ずーっと

イヤホンを触って私と目を合わせようともしない。むかつく〜!おい!イヤホンで何

聞いてんねん。うりゃ〜!仕事しろ〜!!と、すごく態度の悪い審査官にむかつき

ながら、二度目のタイ入国。スーツケースを受け取り、税関を通り抜けて到着ロビ

ーに出る。誰も迎えに来ていないのはわかっているので、とりあえず市内までタク

シーに乗るつもりで両替をした。100ドルで4199バーツになった。タイバーツ×3

で日本円らしい。その後タクシーを見つける前にリコンファームをしようと思って、シ

ンガポール航空の窓口を探したけど、見当たらない。結局そのあと出発ロビーも

1周したけどみつからず、ないってことはしなくても、問題なし!ってことよね?と勝

手に納得した。(笑)そしていよいよタクシーを探すぞと思ってキョロキョロしていたら

タクシーサービス会社のおばさんが「タクシーですかぁ?」と声をかけてきた。安い

タクシーを値切って命を落とすくらいなら、多少高くてもいいから安全なタクシーに

乗る!のが信条なので、そのまま支払った。たぶん私のような人間は、バックパッ

カーにはなれないんだろうなぁ・・・てなわけで、車に乗って40分で待ち合わせ場

所に着いた。とあるホテルのロビーを待ち合わせ場所にしていたのだが、私が着

いたのは4時ちょうど頃。バナナスフレとカプチーノを頼んだら、バナナスフレがえら

く時間のかかるデザートで15分も待たされたのだ。でもウェイトレスさんが気にか

けてくれて「もう少し待ってください」と何度も言いに来てくれた。すごいわ、サービ

スが行き届いてる!と妙な感動をしてしまった。しかもタイ人のウェイターのお兄ち

ゃんの笑顔がかわいいの!私、言っちゃ悪いけど、インドネシア人の男の子をか

わいいと思ったことは一度もないのよ。自慢でもないけど。


某ホテルロビーにて


そして、ようやく見たことのある女性がばかでかいスーツケースを転がしてやって

来た。あれは、ひょっとしておっこちゃんでは?と思って、手を振る・・・ああ、やっぱ

りそうだ。やっと会えたよ〜!!こうして2ヶ月ぶりに再会を果たした。ここからさき

は女アジア2人旅の様相を見せ始める。「地球の歩き方」を手にまず向かったのは

伊勢丹!きっとなんでもあるんだろうなぁ〜とワクワクしながら行った。ところが!

そのワクワク感は伊勢丹の中に入った途端、打ち砕かれた。高いのよ。すごく!

私の場合、ジャカルタの日本食スーパーとつい比べてしまうのよ。安いとは思って

なかったけど、なんだか妙に割高感があって何も買えない状態なのよ。私よりもお

っこちゃんがかなり打ちひしがれていた。何もない国からのいわば「買出しの旅」

だったのに。「そっか〜、そうなのか〜」と2人で口癖のように連呼して食料品売り

場をウロウロ、ウロウロ。だってさぁ〜日清のカップヌードルが日本円に換算して、

300円くらいの値段で売ってるのよ。買えないって、マジで。私なんてそのとき買

ったものといえば、歯ブラシ1本のみよ。(笑)


夕暮れ時のバンコク市内



気がついたら、夕飯の時間をとっくに過ぎていたので、前から目をつけていたレス

トランを目指して歩き出した。だが!見つからないのだよ。ガックシ。だけど女2人

の夜道を歩いても平気な国って、すごいよ。治安のよさは経済成長の現れだと思

う。比べちゃ悪いけど、ジャカルタなんて夜女2人で歩いいたら、殺されるか、お金

盗まれるか・・・とにかく無事ではいられない。結局、某デパートの地下で夕飯を食

べる事にした。「一番安いビールはなに?」と聞いたら「アサヒ」というのでとても不

思議な感じがした。普通、現地産のシンハービールじゃないの?なんで?納得い

かないまま飲み始める。後で聞いたのだが、タイにはアサヒビールの工場がある

らしく安く売られているんだそうだ。これもちょっと羨ましい話だ。夕飯のこの時点で

はまだえりちゃんと連絡が取れていなかった。こうなったら最悪の場合はアパート

のロビーで待っていようと2人で決めた。夕飯を終えて、おっこちゃんが何度目か

の公衆電話に挑戦する。「かからない〜」という日本語がわかったのかどうか定か

ではないが、警備員のお兄ちゃんがやってきて、代わりにボタンを押してくれた。

するとかかった!そして現在地を確認しあって、私たちはなんとか宿泊場所を確保

した。(笑)


エラワンブーム


食事中、もしもえりちゃんがバンコクに帰ってこなかったらどうする?っていう仮説

を立てていた。その時はさっき待ち合わせした某ホテルにでも泊まる?とふざけて

いっていた。えりちゃんは仕事でミャンマーに行っていたから。もしもおっこちゃんが

乗った飛行機のような場合も考えられるし。食事を終えて私たちはえりちゃんのア

パートのロビーで待つことにした。するとロビーに着いてすぐにタクシーが1台止ま

る。そう、それがえりちゃんだった!そしてここからはアジアオフなのよ!一旦荷物

を置いてから、えりちゃんが運転する車でビールやらおつまみを買いにコンビニに

行った。夜のコンビニ?ここは本当にバンコクか?と思ってしまう。しかもコンビニに

にはATMがあるし・・・凄すぎる!えりちゃんちに帰って私たちは夜中の大宴会を

始めた。うわ〜美味しい〜!楽しい〜!ここからは自主規制により(笑)割愛。こう

して女3人アジアオフ、最初の夜はふけていった。ちなみにさすがに5時起きの私

は1時を過ぎた辺りからまぶたが閉じかかってしまい。2人に命令されてベッドへ

潜り込んだ。おっこちゃんとえりちゃんは4時頃まで起きていたらしい。(笑)


             まったく絵心がなくて申し訳ないです。

       っていうか、こんなもん書かなくてもわかるっちゅーねん!

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