2日目。他の2人より3時間ほど早く寝たせいか、一番に目が覚めた。そして案の
定二日酔いだった。最近、二日酔いになるほど飲んだこと自体、珍しかった。前
の日、ドンムアン空港に、着いた時から鼻の奥がムズムズしていて、「花粉症か
なぁ?」と言ったらえりちゃんに「タイに花粉症はないよ」と突っ込まれてたけど、
そのむずむずが更にひどくなった感じ。2人が起きる前に頭痛薬を飲んだ。2人が
起きてきて、シャワーを浴びてお昼ご飯を食べに行く事にした。普通の日本にあ
るような中華料理屋さん。私は汗をかこうと思ってタン麺を頼んだ。これがまた美
味しいのよ!いや、マジで。うわ〜こういうのジャカルタにできないかなぁ・・・とつ
いつい思ってしまう。
車の中から撮った町の食堂 |
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一旦、アパートに戻って電車(スカイトレイン)に乗ってサラディーン駅へ向かう。ス
カイトレインは高架になっているため、遠くまで見渡せることができ、近くのゴルフ
場も見えた。このゴルフ場は9ホールしかないとのことだが、沸沸とゴルファー魂
が涌いてきた。ジャカルタの市街地にもゴルフ場はあるのだが、こんなに芝がき
れいではない。手入れが行き届いているんだなあとまた比べてしまう。
ゴルフ場 |
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サラディーン駅で降りると、バンコクでは有名なタニヤ通りに出た。タイの日本人
駐在員が遊びに来る通りらしく、お店の看板は日本語だらけた。私たちが行った
この時間帯はまだ準備中のようだったが、夜になるとここはどんな感じになるん
だろうか?ジャカルタでいうところの、ブロックMのような感じなのかなぁ?それは
それで見てみたい!
ネオンはほとんど日本語 |
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このタニヤ通りを抜けて、ジムトンプソンへ行った。タイと言えばタイシルク、タイシ
ルクと言えばジムトンプソンというくらい有名なのだ。前回も小さなポーチとコット
ンバッグを買った。今回は、どうしようか迷いながら店内を見て回った。さすが、ジ
ムトンプソンと思える物ばかり。計り売りの生地も売っていた。ジャカルタに戻って
から仕立て屋さんにワンピでも作ってもらおうかと思ったのだが、潔く買わなかっ
た。(笑)店内の喫茶コーナーで一休みすることになって、私はタイ料理のデザート
の王道(?)もち米とマンゴーを注文した。なぜかしら、このもち米のデザートに私
は心を奪われてしまっている。マンゴーもそんなに好きではないのだが、こうやっ
て食べると、むちゃくちゃ美味しく感じるから不思議だ。
ジムトンプソンの看板 |
もち米のデザート |
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そして今歩いてきたタニヤ通りを戻って、マッサージ屋さんにいくことにした。最初
に行った店は、団体さんの予約があって5時半からでないとダメだと言われた。そ
れで別のお店に行く事になった。予約でいっぱいだったほうのお店は真っ暗で一
人一人カーテンで仕切られた部屋でのマッサージだったようだが、こっちはそれほ
ど暗くなく、嬉しい事に(?)3人一つの部屋でのマッサージになった。まずレントゲ
ンを撮る時に着るようなダラリとした服に着替える。するとマッサージ師さんが3人
お茶を持って来て、一口飲む。そしてうつ伏せになって足からマッサージは始まっ
た。インドネシアのマッサージと違って、足の裏のツボをギューッと押さないのだ。
マッサージ師さんはふくろはぎや太股に体重をかけて揉む。途中、ウトウトとしか
けたのだが、痛くて目が覚めた。その超痛い部分は太股の内側で膝に近い辺り。
これってやっぱりゴルフのせいなんだろうなぁと思う。マッサージにはよく通ってい
るけど、こういう部分は揉まれない。イテテテテ!とついに口に出して言ってしまっ
た。私の体は決して硬くない、柔らかいほう。だけど痛いもんは痛い。うつ伏せに
されて上半身を後ろに引っ張られる・・・プロレスで言うところの「逆エビがため」と
いう大技。えりちゃん曰く「体が柔らかくてどこまでも伸びていくから、マッサージ師
師さんがうれしそうだった」そこからは大技の数々。そのたびにイテテテテ!と言う
ので、マッサージ師さんも他の2人もクスクスと笑っていた。だって四の字がために
されてごらん?そりゃ、布団の上でギブ!ギブ!って言ってしまうわよ。(普通は、
言わない?)きつかったのはブリッジもどき。マッサージ師さんのお腹の上で体育
のマット運動でさせられたブリッジをするのだ。その時、運悪く私の鼻は詰まって
た。その鼻水が逆流してきて、まず鼻がギブアップした。(笑)おっこちゃんとえりち
ゃんはとても静かにマッサージを受けていたのに対して、私のうるさいことといった
ら。イテテ!だのグエ!だの、マッサージ師冥利につきると2人には言われたけど
私がマッサージ師さんならこんなうるさい客は嫌だ。(笑)
マッサージルームにて特別出演
おっこちゃん(左)とえりちゃん(右) |
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写ってへんやん!って? |
さて2時間のマッサージを終えて、すっかりリフレッシュした私たちはまた買物へ
と繰り出した。ロビンソンデパートまで歩いている途中、歩道でシートを広げたり、
たたんだりする人がいたので、「そっか、もう夕方だから店じまいなのね」というと、
「違う違う、これからお店を開くの」とえりちゃんが言った。すごいわ、それ・・・しかも
それはお祭りとか特別な日だけじゃなくて毎日あるらしい。その路上販売をしてい
る中でスリッパ屋さんを見つけた私たち。それがまた子どもに人気の、アニメキャ
ラがついたスリッパなのだ。「あ!」と立ち止まったのはおっこちゃん。そしてやお
ら値切り始める。うんうん、こういうところでは値切れるよね。・・・と何気にカメラマン
に徹する私。
ガンガン値切りましょう! |
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スリッパを値切り倒して、次はロビンソンデパートへ行った。ちなみに私はここで、
ゴルフ用と普段用兼用で着れそうなポロシャツを一着買った。そしてロビンソンデ
パートには、目当ての物がなく、サイアムセンターまで行く事にした。そしてまた、
サラディーン駅まで歩いて戻る。この時間帯になると、路上の露天の数もさっきよ
りかなり増えて、歩きにくくなっていた。こういう時ってスリが多いんだよね、と1人
心の中で思いながら、バッグのファスナーを握り締めていた。駅の改札を通って乗
り場のある階へエスカレーターで上るとちょうど反対方向から電車がホームへ来た
ところだった。私はその電車の写真を、撮ろうとホームギリギリまで歩いていくと、
「黄色い線を越えちゃダメよ」とえりちゃんに言われた。「駅員さんにすごく怒られる
られるから」と言うではないか。ええ!そりゃ確かに日本でも「黄色の線の内側で
お待ちください」ってアナウンスされてるけど、怒ったりはしないよ?そんなに厳し
いの?ネタのために怒られてみればよかったかも?(←不届き者)
黄色の線ギリギリで撮ったスカイトレイン |
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それにしてもこのスカイトレインってお金がかかっている。こういうものを作れるだけ
国に財力があるってことなのよね。今、地下鉄も掘っているらしい。すごいよ、タイ
は。すっかり感心しながら、サイアム駅まで二駅で着く。とりあえず、サイアムディ
スカバリーセンターの中のロフトへ行く事にした。ビルの中を歩いていると、ここは
どこ?と見間違うばかり。どこ?新宿?池袋?と思ってしまうほどのキレイなファッ
ションビルなのだ。去年はこの中にあるCD屋さんで、日本のアーチストのCDを見
つけて「ひゃ〜!」と喜んだ。今年は・・・相変わらずの派手さに驚いた。このファッ
ションビルの中のロフトへ行き、結局目当ての物がなかったので、諦めて夕飯を食
べにいくことにした。
サイアムディスカバリーセンター |
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最初は「なんでもいいよ」と言っていた私たちだったけど、「今夜が最後のディナー
になるからやっぱりタイ料理が食べたい!」というわけでタイ料理を食べに行くこと
にした。前から気になっていた「スパイスマーケット」というレストランだった。うわ〜
うれしい〜!その店は一番最初、私とおっこちゃんが待ち合わせをしてホテルにあ
るので、サイアム駅から電車で移動する事にした。そのサイアム駅のホームから
見えた、インターコンチネンタルホテルの夜景がきれいで、デジカメで写していたら
電車に乗り遅れそうになって、2人に「すぴか〜!早く〜!」と怒られた。(笑)そう
いうのも、ちょっと楽しい。女3人、まるで学生のようにキャアキャアとはしゃいで。
最近味わったことのない息切れも感じていた。(年か?)
その時撮った写真・・・ブレてる |
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レストランに着いて、席に案内され、メニューを渡される。う〜ん、全然読めない。
でも一応、英語も書いてある。それぞれに唐辛子マークがついていて、その数で
辛さを表している。私が食べたいと思ったアイテムは唐辛子マークが3つでたぶん
激辛。辛いものがそれほど得意ではないことを、知っている2人は「大丈夫?食べ
れる?」と言う。「辛くしないでって言えるんだけど、それだとなめられてる感じがす
るんだよね」と素晴らしい辛いもの魂(?)を示してくれた。そんなわけで無難に食
べられそうな物を選んだ。今回、初めてソムタムを食べたけど、美味しかった〜!
青いパパイヤを千切りにしてあって、ドレッシングのかかったサラダ。
ソムタムは一番左端 |
カレーは右の奥の鍋 |
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シャキシャキとした歯ごたえ!たまら〜ん。これははまるかも。インドネシアってフ
ルーツ類を、料理に使ったりしないから、こういうのって珍しいなぁ。ちなみにこの
写真の真中はさつま揚げのようなもの。お店の人が白いご飯を少しずつ入れてく
れた。そしてカレーが来て、フライドライスが来て、アスパラとホタテの炒め物が来
た。うわ〜ん、どれも美味しい!タイ料理・・・病み付きになるかも。ビールにも合う
し。特にレモングラスの風味は、前はちょっと苦手だったけど、タイ料理の辛さには
ちょうどいい。
お店の雰囲気も素敵 |
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味もさることながら、店の雰囲気もよかった。昔のスパイス(香辛料)のマーケット
(市場)を再現しているような感じ。「晩ご飯?どこでもいいよ〜」と妥協しないでよ
かった。そしてお腹いっぱいになった私たちは、えりちゃんのうちへ戻って日本の
テレビ番組のビデオを見ながら、また少し飲んだ。今夜は早めに寝ようということで
12時頃には全員ベッドに入ったのだが、真っ暗な部屋で私とおっこちゃんはボソ
ボソと話をしていたのだが、すっかり目が冴えてしまって、また起き出して、缶チュ
ーハイを飲んだ。夜中話し込んでそのまま朝を迎えるっていうパターンは、学生の
修学旅行とか合宿で経験したが、まさにそのノリ。友達同士で泊まることもここ10
年、していなかったような気がする。この夜、結局寝たのは1時半くらいだった。
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