バンコクアジアオフ日記

5月25日(第2日目)

2日目。他の2人より3時間ほど早く寝たせいか、一番に目が覚めた。そして案の

定二日酔いだった。最近、二日酔いになるほど飲んだこと自体、珍しかった。前

の日、ドンムアン空港に、着いた時から鼻の奥がムズムズしていて、「花粉症か

なぁ?」と言ったらえりちゃんに「タイに花粉症はないよ」と突っ込まれてたけど、

そのむずむずが更にひどくなった感じ。2人が起きる前に頭痛薬を飲んだ。2人が

起きてきて、シャワーを浴びてお昼ご飯を食べに行く事にした。普通の日本にあ

るような中華料理屋さん。私は汗をかこうと思ってタン麺を頼んだ。これがまた美

味しいのよ!いや、マジで。うわ〜こういうのジャカルタにできないかなぁ・・・とつ

いつい思ってしまう。


車の中から撮った町の食堂


一旦、アパートに戻って電車(スカイトレイン)に乗ってサラディーン駅へ向かう。ス

カイトレインは高架になっているため、遠くまで見渡せることができ、近くのゴルフ

場も見えた。このゴルフ場は9ホールしかないとのことだが、沸沸とゴルファー魂

が涌いてきた。ジャカルタの市街地にもゴルフ場はあるのだが、こんなに芝がき

れいではない。手入れが行き届いているんだなあとまた比べてしまう。


ゴルフ場


サラディーン駅で降りると、バンコクでは有名なタニヤ通りに出た。タイの日本人

駐在員が遊びに来る通りらしく、お店の看板は日本語だらけた。私たちが行った

この時間帯はまだ準備中のようだったが、夜になるとここはどんな感じになるん

だろうか?ジャカルタでいうところの、ブロックMのような感じなのかなぁ?それは

それで見てみたい!


ネオンはほとんど日本語


このタニヤ通りを抜けて、ジムトンプソンへ行った。タイと言えばタイシルク、タイシ

ルクと言えばジムトンプソンというくらい有名なのだ。前回も小さなポーチとコット

ンバッグを買った。今回は、どうしようか迷いながら店内を見て回った。さすが、ジ

ムトンプソンと思える物ばかり。計り売りの生地も売っていた。ジャカルタに戻って

から仕立て屋さんにワンピでも作ってもらおうかと思ったのだが、潔く買わなかっ

た。(笑)店内の喫茶コーナーで一休みすることになって、私はタイ料理のデザート

の王道(?)もち米とマンゴーを注文した。なぜかしら、このもち米のデザートに私

は心を奪われてしまっている。マンゴーもそんなに好きではないのだが、こうやっ

て食べると、むちゃくちゃ美味しく感じるから不思議だ。


ジムトンプソンの看板 もち米のデザート


そして今歩いてきたタニヤ通りを戻って、マッサージ屋さんにいくことにした。最初

に行った店は、団体さんの予約があって5時半からでないとダメだと言われた。そ

れで別のお店に行く事になった。予約でいっぱいだったほうのお店は真っ暗で一

人一人カーテンで仕切られた部屋でのマッサージだったようだが、こっちはそれほ

ど暗くなく、嬉しい事に(?)3人一つの部屋でのマッサージになった。まずレントゲ

ンを撮る時に着るようなダラリとした服に着替える。するとマッサージ師さんが3人

お茶を持って来て、一口飲む。そしてうつ伏せになって足からマッサージは始まっ

た。インドネシアのマッサージと違って、足の裏のツボをギューッと押さないのだ。

マッサージ師さんはふくろはぎや太股に体重をかけて揉む。途中、ウトウトとしか

けたのだが、痛くて目が覚めた。その超痛い部分は太股の内側で膝に近い辺り。

これってやっぱりゴルフのせいなんだろうなぁと思う。マッサージにはよく通ってい

るけど、こういう部分は揉まれない。
イテテテテ!とついに口に出して言ってしまっ

た。私の体は決して硬くない、柔らかいほう。だけど痛いもんは痛い。うつ伏せに

されて上半身を後ろに引っ張られる・・・プロレスで言うところの「逆エビがため」と

いう大技。えりちゃん曰く「体が柔らかくてどこまでも伸びていくから、マッサージ師

師さんがうれしそうだった」そこからは大技の数々。そのたびに
イテテテテ!と言う

ので、マッサージ師さんも他の2人もクスクスと笑っていた。だって四の字がために

されてごらん?そりゃ、布団の上でギブ!ギブ!って言ってしまうわよ。(普通は、

言わない?)きつかったのはブリッジもどき。マッサージ師さんのお腹の上で体育

のマット運動でさせられたブリッジをするのだ。その時、運悪く私の鼻は詰まって

た。その鼻水が逆流してきて、まず鼻がギブアップした。(笑)おっこちゃんとえりち

ゃんはとても静かにマッサージを受けていたのに対して、私のうるさいことといった

ら。イテテ!だのグエ!だの、マッサージ師冥利につきると2人には言われたけど

私がマッサージ師さんならこんなうるさい客は嫌だ。(笑)


マッサージルームにて特別出演

おっこちゃん(左)とえりちゃん(右)
写ってへんやん!って?


さて2時間のマッサージを終えて、すっかりリフレッシュした私たちはまた買物へ

と繰り出した。ロビンソンデパートまで歩いている途中、歩道でシートを広げたり、

たたんだりする人がいたので、「そっか、もう夕方だから店じまいなのね」というと、

「違う違う、これからお店を開くの」とえりちゃんが言った。すごいわ、それ・・・しかも

それはお祭りとか特別な日だけじゃなくて毎日あるらしい。その路上販売をしてい

る中でスリッパ屋さんを見つけた私たち。それがまた子どもに人気の、アニメキャ

ラがついたスリッパなのだ。「あ!」と立ち止まったのはおっこちゃん。そしてやお

ら値切り始める。うんうん、こういうところでは値切れるよね。・・・と何気にカメラマン

に徹する私。


ガンガン値切りましょう!


スリッパを値切り倒して、次はロビンソンデパートへ行った。ちなみに私はここで、

ゴルフ用と普段用兼用で着れそうなポロシャツを一着買った。そしてロビンソンデ

パートには、目当ての物がなく、サイアムセンターまで行く事にした。そしてまた、

サラディーン駅まで歩いて戻る。この時間帯になると、路上の露天の数もさっきよ

りかなり増えて、歩きにくくなっていた。こういう時ってスリが多いんだよね、と1人

心の中で思いながら、バッグのファスナーを握り締めていた。駅の改札を通って乗

り場のある階へエスカレーターで上るとちょうど反対方向から電車がホームへ来た

ところだった。私はその電車の写真を、撮ろうとホームギリギリまで歩いていくと、

「黄色い線を越えちゃダメよ」とえりちゃんに言われた。「駅員さんにすごく怒られる

られるから」と言うではないか。ええ!そりゃ確かに日本でも「黄色の線の内側で

お待ちください」ってアナウンスされてるけど、怒ったりはしないよ?そんなに厳し

いの?ネタのために怒られてみればよかったかも?(←不届き者)


黄色の線ギリギリで撮ったスカイトレイン


それにしてもこのスカイトレインってお金がかかっている。こういうものを作れるだけ

国に財力があるってことなのよね。今、地下鉄も掘っているらしい。すごいよ、タイ

は。すっかり感心しながら、サイアム駅まで二駅で着く。とりあえず、サイアムディ

スカバリーセンターの中のロフトへ行く事にした。ビルの中を歩いていると、ここは

どこ?と見間違うばかり。どこ?新宿?池袋?と思ってしまうほどのキレイなファッ

ションビルなのだ。去年はこの中にあるCD屋さんで、日本のアーチストのCDを見

つけて「ひゃ〜!」と喜んだ。今年は・・・相変わらずの派手さに驚いた。このファッ

ションビルの中のロフトへ行き、結局目当ての物がなかったので、諦めて夕飯を食

べにいくことにした。


サイアムディスカバリーセンター


最初は「なんでもいいよ」と言っていた私たちだったけど、「今夜が最後のディナー

になるからやっぱりタイ料理が食べたい!」というわけでタイ料理を食べに行くこと

にした。前から気になっていた「スパイスマーケット」というレストランだった。うわ〜

うれしい〜!その店は一番最初、私とおっこちゃんが待ち合わせをしてホテルにあ

るので、サイアム駅から電車で移動する事にした。そのサイアム駅のホームから

見えた、インターコンチネンタルホテルの夜景がきれいで、デジカメで写していたら

電車に乗り遅れそうになって、2人に「すぴか〜!早く〜!」と怒られた。(笑)そう

いうのも、ちょっと楽しい。女3人、まるで学生のようにキャアキャアとはしゃいで。

最近味わったことのない息切れも感じていた。(年か?)


その時撮った写真・・・ブレてる


レストランに着いて、席に案内され、メニューを渡される。う〜ん、全然読めない。

でも一応、英語も書いてある。それぞれに唐辛子マークがついていて、その数で

辛さを表している。私が食べたいと思ったアイテムは唐辛子マークが3つでたぶん

激辛。辛いものがそれほど得意ではないことを、知っている2人は「大丈夫?食べ

れる?」と言う。「辛くしないでって言えるんだけど、それだとなめられてる感じがす

るんだよね」と素晴らしい辛いもの魂(?)を示してくれた。そんなわけで無難に食

べられそうな物を選んだ。今回、初めてソムタムを食べたけど、美味しかった〜!

青いパパイヤを千切りにしてあって、ドレッシングのかかったサラダ。


ソムタムは一番左端 カレーは右の奥の鍋


シャキシャキとした歯ごたえ!たまら〜ん。これははまるかも。インドネシアってフ

ルーツ類を、料理に使ったりしないから、こういうのって珍しいなぁ。ちなみにこの

写真の真中はさつま揚げのようなもの。お店の人が白いご飯を少しずつ入れてく

れた。そしてカレーが来て、フライドライスが来て、アスパラとホタテの炒め物が来

た。うわ〜ん、どれも美味しい!タイ料理・・・病み付きになるかも。ビールにも合う

し。特にレモングラスの風味は、前はちょっと苦手だったけど、タイ料理の辛さには

ちょうどいい。


お店の雰囲気も素敵


味もさることながら、店の雰囲気もよかった。昔のスパイス(香辛料)のマーケット

(市場)を再現しているような感じ。「晩ご飯?どこでもいいよ〜」と妥協しないでよ

かった。そしてお腹いっぱいになった私たちは、えりちゃんのうちへ戻って日本の

テレビ番組のビデオを見ながら、また少し飲んだ。今夜は早めに寝ようということで

12時頃には全員ベッドに入ったのだが、真っ暗な部屋で私とおっこちゃんはボソ

ボソと話をしていたのだが、すっかり目が冴えてしまって、また起き出して、缶チュ

ーハイを飲んだ。夜中話し込んでそのまま朝を迎えるっていうパターンは、学生の

修学旅行とか合宿で経験したが、まさにそのノリ。友達同士で泊まることもここ10

年、していなかったような気がする。この夜、結局寝たのは1時半くらいだった。


旅行記トップへ          第3日目へ



















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送