日本一時帰国日記

大阪編

大阪へ遊びに行った。富山駅発サンダーバード18号で行く。5日前に乗車券と特

急券を買ったのだが、なんと指定席はグリーン車しか残ってなくて、かなり割高だ

ったが買ってしまった。グリーン車なんて、たぶん今回がはじめてかもしれない。

あんずも一丁前に子供料金を取られる・・・各駅停車ならまだ小学生未満なので無

料なのに。大阪に到着したのは12時32分。この日は梅田駅の上の新阪急ホテ

ルを予約してあった。春休みのせいかここも予約がいっぱいで、ツインが取れずシ

ングルで予約した。添い寝すればいいやと思っていたから。ホテルのロビーで短

大時代の友人Mと待ち合わせる。彼女に会うのは共通の友人の結婚式以来で、

3年半ぶりだった。全然変わっていない・・・でも私はちょっと変わったかも。特に髪

の色と日焼け具合が。チェックインは2時からだったので、ホテルの中のレストラン

で昼食を食べる。味はまあまあだったけど、量が異常に多かった。

食後、荷物を部屋に置いてこれまた共通の友人の家へ行く事にした。阪急の梅田

駅の近くにある、大きな「ヨドバシカメラ」を見て「これ!いつできたの?」と驚き横

断歩道を歩きながら「相変わらず大阪人は歩くのが早い」と思った。友人の家へは

阪神で行った。短大生の頃は西宮市に住んでいた。けれども阪急沿線沿いのに

住んでいたので阪神電車には馴染みがなく、ちょっと迷いそうだった。だから「懐

かしい〜!」って感じではなかった。


阪神梅田駅にて


甲子園駅までの電車の車窓から武庫川の満開の桜が見えた。武庫川の桜を見

られるなんて、本当に何年ぶり・・・いや十数年ぶりなのだ!甲子園駅前の桜も、

満開だった。ちょうど春のセンバツが行われていたので、応援団らしき人たちの姿

が大勢見えた。甲子園も懐かしい。球場の中に入ったことはないのだが、甲子園

の前の道は何度となくドライブで通った道だった。ツタの絡まる甲子園の外壁、ノ

スタルジックな気持ちになる。あちこちの球場がドーム化しているけども、甲子園

だけは今のままでいてほしい。


春のセンバツ・甲子園球場


甲子園の前を歩いていくと、もう1人Cの友人が子供を2人連れて私たちを車で迎

えに来ていた。ん?なんか雰囲気が違うぞ・・・と思うがそれがなんなのかわから

ず車に乗せてもらう。そしてさらにもう1人の友人Yの家へ行く。4人で再会したの

は本当に久しぶりだった。Yにいたってはご主人の仕事の都合でドイツに行ってい

たので、かれこれ6年ぶりだった。私たちは短大の時同じクラスだった。アルファベ

ット順の出席番号がついていて、必修科目では大抵近くに座るのでまっさきに仲

良くなった。彼女達の話す関西弁を真似て、私は「エセ関西人」になった。三宮も

元町も知らない私をあちこち連れて行ってくれた。出席を取らない授業をさぼって、

ノートの貸し借りをした。いっしょにDCブランドのバーゲンに並んだ。唯一心残りな

のが全員で合コンに出なかったくらいだろうか・・・私は抜け駆けしてけっこうあちこ

ち行っていたけど。(笑)(をい!)友達って本当に大切な存在だと思った。それぞれ

の歩んできた道は決して平坦ではない。特に神戸は地震があった。卒業したあの

頃と同じスタンスで会えることが、今の私にはかけがえのない宝物になっている。

夕飯を食べてからまた甲子園駅まで送ってもらい、彼女達と別れた。次に会える

のはいつかな・・・「インドネシアに遊びに行きたい」とみんなで話していたけど、そ

んな日が実現することを願ってやまない。

梅田に着いてから、ウメチカを通り、阪急百貨店の前にやってくる。ここも通勤で毎

日歩いたところだ。以前、「いすずのショールーム」があった場所は携帯電話の営

業所になっていた。これも時代の移り代わりなのかな・・・ホテルへ戻り、私は自販

機で買ったビールを2本飲み、あんずと窮屈なシングルベッドで寄り添って寝た。

もう添い寝は限界だ・・・


阪急梅田のステンドグラス


次の日、あんずの要望により大阪城へ行った。なぜ大阪城なのか?なぜUSJじ

ゃないのか?6歳にしては渋すぎる。USJの存在はたぶん知らないのだろう・・・

ホテルをチェックアウトして、JR大阪駅から環状線で大阪城公園駅まで行く。する

となにやらたくさんの人がいる。そしてダフ屋のおっちゃんが「チケットあまってたら

買うで〜」と寄ってくる。「なに?今日は何の日?」と思っていたら、座りこんでい

るファンの子が持っている団扇に書いてある文字を見て納得した。そこには「
ジャ

ニーズジュニア」と書かれていた。ジャニーズジュニア・・・知らないんですけど・・・

「モーニング娘。」さえよく知らないのに。そして歩いて公園内へ行く。だんだん近

づいてくるお城にあんずは興奮気味。門をくぐり石段を一つずつ登っていくと、そこ

に天守閣が現れる。


大阪城



あんずの希望により中に入ることになった。私は何度か大阪城へ来た事はあって

も、中に入るのは今回が実は初めてだった。それもあんずのおかげだろうか・・・

この日は日曜日ということもあって、観光客が多く展望台まで直通で上がるエレ

ベーターが少し混雑していた。私たちの真後ろには外国人とそのガイドさんらしき

人がいたのだが、何語なのかぜんぜんわからなかった。外国人はこういうお城と

かお寺とか見るのは珍しいだろうなと思う。つまりあんずも外国人化しているという

ことなのだろうか?


展望台からの眺望


桜が満開の大阪城


大阪城をあとにした私とあんずは歩いて森ノ宮駅まで行った。そして悩んだ末、中

央線で本町まで行き御堂筋線に乗り換えてなんばまで行った。なんばも梅田の

次に懐かしい駅の一つだ。あんまり時間的に余裕がなかったので、なんなんタウ

ンの中で昼食を取ることにした。あんずは「たこ焼き!」とうるさかったけど、近くに

たこ焼き屋さんはなかったので、なんとかなだめてお好み焼き屋さんに行った。

「ホントはお好み焼きなんて食べたくないのに」と不満だらけのあんずに怒りなが

ら、ホスト風の男性とその常連さんらしき中年女性のカップル(この取り合わせが

大阪的)の隣でお好み焼を食べた。美味しかった♪


大阪名物・お好み焼き


食後、戎橋商店街を歩いて心斎橋方面に向かって歩く。すると戎橋、通称ひっか

橋のたもとで、「かに道楽」の看板を見つけたあんずが「ママ!あんなところに!

あんなに大きなカニが!」と大声で叫ぶ。そりゃびっくりだよね。その近くにはかの


有名な「くいだおれ人形」があり、記念写真を撮る人たちでごった返していた。そ

の割に店に入っていくお客さんは少ない。(笑)・・・てなわけで、私もお約束で記念

撮影させてもらった。それにしてもなんて大阪らしいんだ・・・


くいだおれ人形


住んでいる時は恥かしくて写真なんて撮れなかったけど、こうやって観光客として

訪れるとなんでもできてしまう心理。これが「旅の恥は掻き捨て」なんだなぁ。


かに道楽 グリコ


そしてまた地下鉄御堂筋線で梅田まで戻り、ホテルのクロークに預けた荷物を受

け取った。ウメチカをまたウロウロと買物していたらあっという間に時間がすぎ、あ

やうく14時42分発のサンダーバード27号に乗り遅れそうになった。私はあんず

の手を引いてJR大阪駅まで全速力で走った。地上に出たら雨が降っていたけど

そんなのおかまいなしだった。そしてどうにか北陸方面行きのホームに着いた。あ

んずに、案の定「ママがいつまでも買物してるからでしょ!」と叱られた。あーあ・・

親の威厳形無し・・・そして無事富山への帰路についたのだった。

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