シンガポール旅行日記

第2日目(12月10日)

私たちが宿泊したANA HOTELはシンガポールのメインストリートから少し離れ

ていた。ホテルからはタクシーでデパートがたくさんあるオーチャードロードまで

行った。


ゴミ一つ落ちていない! オーチャードロード


まずは高島屋へ。11年前に来た時はなかったデパート。高島屋自体は、10時に

開店していたけど、シャネルやエルメスなどの高級ブランド店はまだ開店していな

かったので紀伊国屋へ行った。紀伊国屋はジャカルタにもあるけれど、店舗も小

も小さく品揃えもあまりよくない。シンガポールの紀伊国屋はたぶん充実している

だろうと期待していた。入店してびっくり!というか唖然。充実しているなんていう

もんじゃない!とにかく広い!もしかしたら大阪の阪急梅田の店舗より広いかも。

本大好き、本屋大好きの私は一目散に日本の書籍売り場へ行った。そして目当

ての作家の本を探し始めた。同じく本好きな娘も絵本を立ち読みし始めた。唯一、

我が家で本を読まない人種の夫、1人だけが手持ち無沙汰にうろうろ。結局1時

間くらい店内を歩き回り、文庫を3冊買った。娘も絵本を1冊と幼児向け雑誌を、1

冊買った。


高島屋のクリスマスツリー


それから高島屋の中にあるルイ・ヴィトンに行ってみたけれど、欲い物の在庫がな

いようであきらめて高島屋の隣の伊勢丹に行こうとしたとき、いかにも怪しげなお

じさんが「ニセモノのロレックスいらないですか?」と日本語で声をかけてきた。

「ニセモノ?」と聞き返すとそのおじさんは「だって本物は高いでしょ?お土産なら

ニセモノで十分でしょ?」と言うのである。ま、確かにロレックスの本物は高い。で

もニセモノならジャカルタにも山のように売ってるのよ!なんでわざわざシンガポー

ールまで来てニセモノなのよと思い、「いらないです」と言い、その場から離れた。

それにしても私たちはそんなネギを背負ったカモのように見えたのかなぁ?(笑)

見えたんだろうな・・・おのぼりさんみたいにキョロキョロしてたし。伊勢丹でバッグ

を1つ買い、そごうへ移動し昼食を食べて、同じそごうの中にある2$3$SHOP

へ引き寄せられるように行った。店内の商品を見るとなんと「ダイソー」というタグが

ついているではないか。そう、その店は日本の「100円ショップ」だったのだ。見

慣れた品物の山・・・・なんだかうれしくなっていろいろ物色していたら、いかにも、

東南アジアのどこかの国で作られたような籐の籠があった。この籠はどんな風に

ここ、シンガポールまでやってきたんだろう?なんて考えてしまった。東南アジア

の某国で作られたかごを日本に輸出し、日本でタグなどを取り付けてまた東南ア

ジアのシンガポールに来たのかな?長い旅路ですね・・・(笑)


木にリボン(クリスマス仕様?)


高島屋のTAXY STANDから疲れてしまった夫と娘は先にホテルに帰ることにし

た。自由になった(笑)私は、一人でデパートめぐりの旅を再開。高島屋のバッグ売

り場でショルダーバッグを選んでいる時、店員さんが近づいてきて英語で話しかけ

かけてきた。「これは3色ある」とか「これは3つサイズある」ととても簡単な英語

だったので、なんとか相槌をうって「じゃあこのショルダータイプのピンク色のをくだ

さい」と言った。なぁんだ私でも英語で会話できるできるじゃん!なんてすっかりい

い気になって、バッグを包んでもらっていると、隣で日本人の女の子2人組の接客

をしていた店員さんが「すいません、ちょっと助けてください」と私に英語で言う。

「なんですか?」と聞くと、話してる内容が難しくて全然わからない。「ごめんなさ

い、全然わかりません」と私は自分の買う商品を持ってキャッシャーへと走り去っ

た。ちょっと会話が通じたからといって、しゃしゃり出て行ってはいけない・・・ああ、

旅は恥の掻き捨て(←このフレーズ、バリの旅行日記にも書いてるぞ)

シンガポールでは横断歩道でないところを人が渡ると罰金を課せられるらしい。だ

から人はみんな横断歩道を歩いている。すごく当たり前のことなのに驚いた私。

だってインドネシアは横断歩道を渡っている人なんていないもの・・・そもそも比べ

ること自体間違っているかもしれないけどね。(笑)


人が横断歩道を歩いている!


いいかげん疲れてきたので私もホテルへ戻ろうと、先ほどのTAXY STANDへ行

くとすごい行列になっている。「シンガポールのタクシーは夕方になると勤務の交

代をするのでつかまりにくいよ」と友人に聞かされていたのをすっかり忘れていた。

時計をみるとちょうど夕方の5時を過ぎたところ。一緒に帰ればよかったかも思い

ながらも、空車のタクシーはどんどんやってきている様子で、結局15分くらい並ん

で並んでようやくタクシーに乗ることができた。疲れ果てて車窓の外を眺めながら

「そう言えば1人でタクシーに乗ったのはもしかしたら半年振りかもしれない」と思

ったのだった。ホテルに着くとちょうど雷が鳴り出した。雨季のスコールできっちり

1時間後に雨は上がったので近くのショッピングモールへ行って夕食を食べること

にした。「そのショッピングモールの周りだけ、雪が降るんだよ」と高島屋から帰る

ときに乗ったタクシーの運転手さんが言っていたんだけど、「シンガポールで雪が

降るってどういうこと?」と不思義に思っていた。そして食事が終わって外に出て

みるとその理由がわかった。なんとシャボンの泡の雪を機械で降らせているのだ。

雪が降らない南半球のシンガポールで、クリスマスムードを高めるアイデアなのだ

ろう。そう確かにクリスマスには雪がつきもの。シャボンの泡の雪を見て大喜びす

る人達を見て、シャボンの雪ではなくて本物の雪を恋しく思ったのだった。


シャボンの泡の雪 ドライアイスの雪


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