第6日目。この日はエステを申し込んであった。私はあんずと2人でそのエステに
行った。というのもそのエステにはスパがあると書いてあったのでそれが「温泉」
だと思って連れて行くことにしたのだった。エステに着くとコースをチョイス。私は
はボディスクラブのコースを選んだ。中に入ると、ロッカーにバッグと貴重品を入れ
て、パレオを1枚渡された。「これに着替えて。下着も全部脱いでください」と言わ
れた。で、全部脱いでパレオを風呂上りのバスタオルのように胸で巻いて出て行
ったら、「違う〜」と言って直された。正しくは、胸の辺りでパレオの端と端をねじ
って、ひも状になった端の部分を首に回し、さらに首の後ろで結ぶという風に巻く
らしい。ここで、あんずも水着に着替えた。
水に浮かぶ花がかわいい |
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まず、ハーブサウナへ案内される。この時にあんずは日本人スタッフに連れられ
てスパ・ジャグジーに行った。「そこで遊んでるから」というあんずを残してサウナ
室へ入ると息苦しいほどのハーブの香りが部屋全体に充満している。「う!」とむ
せてしまい、タオルで口を覆う。タオルを当ててないと喉がスースーする。ハーブ
なんだからスースーして当たり前なんだろうけど、かなりきつい。少し慣れて来て
タオルを外すと口の中がハッカのような匂いに包まれる。喉にいいのかな?と思
う・・・サウナ室に入って10分くらいすると、体中から汗がじわ〜っと出てきた。係
の人がドアを開けて「シャワーへどうぞ」と言って連れて行かれる。このシャワー
が冷水!サウナの後の冷水は、その温度差でびっくりするくらい冷たい。そして
て次にスパ・ジャグジーに行くとあんずが浮き輪を借りて遊んでいる。私はスパ・
ジャグジーというからてっきり「健康ランド」のような泡がぼこぼこ涌いている温泉
のようなものだと思っていた。ところがそれはハーブエッセンスの入った冷水ジャ
グジーだった。やっぱり冷たくてびっくりして膝から上を水につけられずにいると、
「ママ大丈夫だよ、冷たくないよ」と言う、あんずに手を引いてもらってジャグジー
の中まで入るがやっぱり冷たくて、すぐに出てしまう。その後もう一度ハーブサウ
ナ→冷水スパ・ジャグジーを繰り返した。冷温の差で肌を引き締めているんだろ
うか?
飾り用のマッサージオイル |
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そしていよいよマッサージルームに連れて行かれる。まずマッサージオイルを選
ばされる。私はジャスミンを選んだ。ジャスミンってなんだか心がすっきりする香り
で私は好き。他にもフラワーやコーヒーなどあった。マッサージの間、あまりの気
持ちよさに私は寝てしまった。疲れていたのかもしれない。その後、続けてコーヒ
ーの絞りかすのようなものを使っての全身ボディスクラブ。体の角質をとる、つま
りあかすりである。実はこのボディスクラブの最中にも私は寝てしまった。目が覚
覚めると腕をこすられていた。そしてふと体の角質の塊があちこちについてるの
がわかる・・・ひぃ〜〜〜!私ってこんなに角質がたまっていたの?!と、驚く!
毎日ちゃんとお風呂に入っているのに、それでも角質(垢)ってこんなにたまるも
のなのかと思った。しかし角質が取れたところで肌の色が変わらないのは不思
議だった。まあ、日焼けの皮がむけたわけじゃないからね。でもお肌はツルツル
のすべすべになったのだ。
ハーブティーとクッキー |
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それからシャワーを浴びて、体中についている角質のかたまりを洗い流し、シャン
プーとブロウをしてもらった。インドネシアへ来て1年半。実は美容院には一度も
行っていない。だからシャンプー台に寝て髪の毛を洗ってもらうのも、1年半ぶり
だった。ただ洗ってもらっているだけなのに気持ちいいのだ。髪の地肌のマッサ
ージのようなこともしてもらい、気持ちよさ度さらにアップ。気付かなかったがシャ
ンプー台に仰向けになっている時、顔にガーゼをかけてくれるサービスって、日本
ならではなのだろうか・・・ちなみにここではしてくれなかった。そして1年半ぶりに
人にブロウしてもらう。普段ドライヤーでブロウなどしないので、私はいつも髪の毛
がゆるくウェーブがかっている。だから真っ直ぐになった自分の髪の毛も久しぶり
に見た。ジャカルタに帰ったら自分に合う美容院を探そうと、この時心に決めた。
その後、ハーブティーとハーブクッキーを食べて帰った。私がボディマッサージ&
スクラブをしてもらっている間、あんずの面倒を見てくれていた日本人スタッフの
方にはとてもお世話になった。旅先で親切にされると心に響く・・・ありがとう。
昼のパトンビーチ |
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ホテルに戻ってあんずと夫はプールへ行き、私はパトンビーチをフラフラと散歩し
た。こういう時でも本当に物売りが寄ってこないから嬉しい!その後、日本語イン
ターネットカフェへ行った。こんなところまで来て、ネットを忘れられないなんて、相
当、「ネット中毒」である。メールチェックをした後、プーケット最大のアミューズメン
トパークの「FantaSea」に行った。ここのディナー付き入場料が高い。だから「ちょ
っと高すぎじゃない?」と思っていた。予備知識も何もないまま迎えのバスが来
て会場まで行く。実は昨日の午前中、このFantaSeaに来て外観を見ていた。人
が全然いなくて寂れている感じがしたのだが、実は夜に来るアミューズメントパー
クだったのだ。ちょうどクリスマスイブイブということもあってか、電飾がとってもき
れいだった。しかし異様なまでに中国人が多かった。レストランはなんと4000人
収容できる広さ。しかもバイキング料理だから、みんな一気に入場すると料理の
前に行列ができている有様。だけど経営側は楽だろうな・・・なんて考えてしまう。
だって料理作ってあとはセルフサービスだもん。ちなみにレストランの席も予約し
た時点で決まっていた。案内された席はロシア人らしき女の子4人組とマレーシ
ア人親子に挟まれたところにあり、そのマレーシア人親子の話している内容が
自分に理解できたので、驚いた。
Phuket FantaSea |
派手な電飾 |
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その後、ショーの開始まで少し時間があったので、ゲームセンターに行って遊ぶ。
ゲームセンターなんてめちゃくちゃ久しぶり。射的やバスケットボールやダーツの
景品を獲得するのに一番燃えたのは夫でもなくあんずでもなく私だった。(何を隠
そうUFOキャッチャー大好き人間・・・)
そしてショーが始まる時間になり入場した。するとカメラの持ち込みは一切禁止さ
れていたため、普通のカメラもデジカメも全て預けさせられた。ま・・・しょうがない。
ショーはタイに伝わる「カマラ伝説」を舞台化したもので、7つの場面にわかれてい
た。ミュージカルあり、コミックショーあり、伝統的なタイのダンスあり。エンターテイ
メントとしては十分楽しめた。すごかったのは舞台に象が何頭も上って芸をしてい
たこと。あんなにも人間のいうことを忠実に守れるなんて・・・賢い動物なんだと思っ
た。その他、舞台には馬や山羊、鶏まで出てきた。鶏なんて舞台の端から端まで
歩くだけだったのだが、拍手喝采!芸ができる鶏を見たのが初めてだったからか
な?最後、天井から風船が降ってきてお客はその風船を取り合うのに必死になる
始末。特に中国人観光客。そんなに珍しいんだろうか?とかえって私は不思議に
思うくらいだったのだが・・・そしてFantSeaから出ている送迎バスで同じ方向へ
向かうお客さん同士乗り合わせて帰った。
人は乗れない観覧車 |
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