第7日目。クリスマスイブ。この日はホテルを移動した。パトンリゾートホテルから
アルカディアホテルへ移った。移動の途中、プーケットタウンへ行き、プーケットショ
ッピングセンターへ行きたいと運転手さんに言ったけど「ここから遠いから」と言う
理由で連れて行ってもらえず、結局、別のショッピングモールへ行った。ここでうち
の運転手さんとメイドちゃんへのお土産を買った。安かったのであんずのサンダル
と私のスカーフも買った。モールの中で、かわいいアクセサリー屋さんを発見してし
まった私はずっと入り浸る。(笑)入り浸るといってもせいぜい20分くらいだったけど
待っているあんずと夫には長い時間だったらしく「まだぁ?」と何度も催促された。
結局、最終的には「ママ!早くしなさい!」と怒らせてしまった。ちなみにタイはか
わいい洋服がたくさん売っている。日本人ウケしそうなお店もプーケットはもちろん
バンコクにもたくさんあった。パトンに宿泊している時に近くにあった「オーシャンプ
ラザ」というモールには本当にしょっちゅう通っていて、何枚か洋服を買った。
アクセサリー類 |
プーケットで買った服 |
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その後別のモールに行って夫用のスーツケースを買った。というのも、元々小さか
ったし、お土産が増えてしまい入らなくなったからだ。どっちみち買う予定だったか
ら今ここで買おうということになったのだ。そしてようやく運転手さんと合流して、今
日から宿泊するホテルに向かった。そのホテルはプーケット島内では最大の敷地
面積があり、広すぎるため移動にはホテル内専用のトラムを使う。もちろん歩いて
もいいけど・・・(^_^;)レセプションでチェックインをしている時に私とあんずはソファに
座って待っていた。すると、冷たいおしぼりとジュースを持って来てくれた。こんな
サービス・・・南国のリゾートホテルって感じがするわ〜♪と大喜び。
ウェルカムドリンク |
専用トラム |
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そしてトラムに乗って宿泊するC棟へ向かう。そこではまず、今夜のクリスマスディ
ナーの確認をさせられた。このホテルではこの夜クリスマスディナーパーティーが
あり、宿泊客は全員そのディナーに参加しなければならないことになっていた。変
な取り決めだが、プーケットではよくあることのようだ。当初そのディナーは大人2
人で予約してあったため、あんずの分の席がないというの急遽、予約した。クリス
マスディナーっていったって所詮、バイキング料理のくせに・・・納得いかない感じが
した。その時、受け付けのお姉さんが「今ここでワインを注文すると割引できます」
と言ったけど、「シンハービール飲むからいい」と言ったら、周り中で大笑いされて
しまった。なんで?
フロントにあったお花 |
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その後、C棟のフロントへベルボーイが案内してくれたのだが、フロントの中から2
人の日本人の女性従業員が出てきた。そしてちょっと驚いたような表情で「何かお
困りですか?」と言われた。私たちは「いえ、別に困ってはいないんですけど。ただ
部屋に案内してほしいだけなんですけど・・・」と言うと拍子抜けしていた。あのベル
ボーイ、一体この日本人スタッフに何をどう言ったのだ。バカな日本人観光客が困
ってる〜とでも言ったのかっ!それにしてもこの日本人スタッフも、困っている日本
人観光客を散々見てきたような対応だった。まあ、別にいいんですけど。それから
部屋へすぐに案内してくれた。明るくてかび臭くない(笑)部屋だった。バルコニーも
広くて、素敵だった。あんずと夫はすぐに着替えてプールに行ったので、私は歩い
てホテルの敷地内や施設などを散策した。
茶色いものがウロウロ・・・ |
ブーゲンビリアが垂れ下がる |
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敷地内を歩いていると何か大きな茶色いものがウロウロしている・・・なに?なんな
の?と思って近寄るとそれは孔雀だった!野生の孔雀がこんなにも人間の近くを
歩いているなんて!すごいよ。羽根を広げてくれないかなぁと思ってしばらく孔雀
について歩いてみたがただ歩き回るだけ。ホテルの敷地内には色とりどりの花が
咲いていた。特にブーゲンビリアがたくさん咲いていた。うちのベランダにも咲いて
いるけど、このホテルのほうがきれいだったな。ホテルからは歩いて海辺にも行け
た。この日までたくさんのプーケットの写真をたくさん撮ってきたが、それまでどうし
ても撮れてなかったのがプーケットの夕陽。その日、私は日没まで海岸に座って
待っていたが、あいにく雲がかかっていてベストショットとはいかなかった・・・
クリスマスイブの夕陽 |
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部屋へ歩いて戻り、あんずと私はドレスアップして、3人でクリスマスパーティーに
行った。7時にそのパーティー会場に行き、予約したテーブルに案内してもらう。飲
み物を注文してすぐに、ビュッフェコーナーへ走る。急いだのには理由があった。
前日、「FantaSea」のレストランのビュッフェで料理の前で行列を作って待たされ
たから・・・いえいえ、ただお腹が空いていただけだった。ところが料理を取りに来
来ているのは私たちだけ。他のお客さんたちは、のんびり優雅にカクテルや食前
酒などを飲んでいる。なんで?と、とっても不思議だった。料理を食べながら私たち
はパーティーのチケットを部屋に忘れたことに気がつき、夫が取りにいった。
そのチケットを改めて見てみるとびっくり!なんとお食事タイムは7時30分からだ
った!なるほど、それでもみんな食べずに待っていたんだ・・・げげっ!恥かしい!
私たち、他の人たちにどう思われてたかな?きっと、「なんてガツガツした日本人
だ!」と思われていたに違いない。
オレンジジュースとブルーハワイ |
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そして本当のお食事タイム7時30分、他に人たちがやっと食べ始めた頃、私たち
だけは満腹で出来上がっていた。そして生バンドの演奏によるショーが始まる。そ
こまではよかった。歌手もプロっぽい。半分プロのような感じで雰囲気もよかった。
司会者は曲の合間にお客さんに「あなたはどこから来たの?」と質問していったら
けっこういろんな国から来ていた。フィンランド、ノルウェーなどの北欧が多かったな
ぁ。あるお客さんが「南アフリカ」と言ったら会場から「おおお」とざわめきが起こって
いた。なんで?珍しいの?遠いから???司会者は「今日はクリスマスイブです
けど、今日がちょうどお誕生日の人もいらっしゃっています。みんなで『ハッピーバ
ースデー』を歌いましょう」と言って会場のお客さん全員で歌い始める。うわ〜なん
かいいなぁ。ちょっと羨ましいなぁ・・・と思った。そして、会場全体の人が「はっぴば
ーすでーつゆー♪」と歌うとあんずがすかさず、「誰が?」と絶妙なタイミングで、合
いの手を入れた。わっはははははは!そりゃそーだ。誰のためかわからないのに
歌わされるのは不思議だよな。っていうか、クリスマスそのものが誰のためのもの
か全然わかんないよ。(笑)
お気に入りのシンハービール |
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そして8時30分頃、聖歌隊が出てきてクリスマスソングを歌いだした。なんか・・・
言っちゃ悪いがずいぶん下手くそ。さっきの半分プロが上手かっただけにその下手
さが目立つ・・・と思っていたらなんとその聖歌隊はホテルスタッフ達有志による聖
歌隊だったのだ。納得、納得。そしていよいよこの夜のメインイベント!司会者が、
「今夜はこのホテルにサンタクロースが来ている!」と言った。会場からまた「おお
お」と歓声があがった。サンタクロースがステージに上がり、子供客だけプレゼント
を配るというので、子供たちはステージ前に来てくださいと司会者が言ったので、
私はあんずを連れて行った。サンタクロースの目の前に陣取ったにもかかわらず、
あんずにはくれない。なんとこのサンタクロース、人の顔を見て渡している。すると
後ろからプレゼント欲しさに手を伸ばし前の方へ押してくる。そして「きゃあ」と悲鳴
が上がる。やばい・・・危険。将棋倒しになってしまう。なんで前にいる子供から順
番に渡さないの?そのやり方は危険だ。あんずが手を伸ばしているのに、サンタ
クロースは見ようともしない。ちょっと〜お〜!危ないやろ!(-"-)腹立つ!
でもせっかく前にいるんだし・・・とイライラしてついにあんずと私、2人でサンタクロ
ースからプレゼントを奪い取るようにして取ってきた。(笑)あんずのサンタクロース
に対するイメージを悪くしたかもしれない・・・
サンタクロースからのプレゼント |
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その夜は夜遅くまで、そのパーティー会場で生バンドが演奏をしていて陽気な人
たちはステージで踊ったりしていたようだった。ちなみにその夜、あんずのの枕元
にはもう1人のサンタクロースはやって来た。私ですが・・・(笑)
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