第8日目。クリスマス。この日は一日中ホテル出過ごすことにした。せっかくリゾー
トホテルに泊まっているのだから「今日はリゾート気分を満喫する日」にした。朝、
遅めの朝食を取り、食べ終わった後浜辺を散歩した。欧米人のおじさんやおにい
さんが浜辺をジョギングしている・・・こういうのって欧米人がするからかっこいいん
だよな。日本人には似合わない・・・(笑)そして偶然なのだが、トップレスのおねえ
さんをみつけてしまった!・・・これも私にはできない・・・つーか、そんなのしたら、
周りが迷惑だよなぁ。(笑)
ちなみに一番左の人がトップレス |
|
その後、私はホテル内のエステルームに行った。そこで「アブソールミンソール」と
いうコースをチョイスした。ちなみにどんな意味かわからない。まずやっぱり服を全
部脱ぐように言われ、使い捨ての紙のパンツに履き替える。そしてまず仰向けに
寝て、大きなタオルをかけられて左足、右足、左腕、右腕、胸部、腹部の順番でロ
ーションを塗られてマッサージ。寝ていると背中が温かくなっていることに気付く。
温水の入ったシートが敷いてあるのだ。雰囲気的には温かいウォーターベッドの
上に寝ているという感じ。後でうつ伏せになるとよくわかった。それから膝を抱える
ようにして座らされて背中にもローションを塗られる。ローションの後、ぬるりとした
物を背中に塗られる。な、なんなの一体!そしてそのままホットシートの上にその
まま仰向けになって寝かされる。そしてさっきのローションと同じ順番そのぬるりと
とした物を全身に塗られる。私は自分の姿を見て驚く!だって・・・だって・・・!オレ
ンジ色とグレー色の石膏像のようになっていたんだもん。しかし太い太股だな・・・
こんな姿、公開していいのか? |
|
そして全身塗り終わると、両腕を胸で組まされる。え?一体何をされるの?と思っ
ていると、ホットシートを掛け布団のようにかけられる。背中の下にもホットシート
が強いてあるし、これじゃあまるで人間海苔巻状態だ〜!ちがう!人間ホットサン
ドだ!エステシャンに「何分くらいかかるの?」と聞いたら、「フィフティーン」と答え
た。ホットシートに包まれて、まるで私はさなぎかミノ虫のようだった。これが終わ
ると私は生まれ変わるのよ〜と図々しくも思っていた。(笑)そしてふと、睡魔が襲
ってきた。・・・んが〜!と無意識にいびきをかいてしまい、その自分のいびきで起
こされてしまう。
・・・暑い!・・・いや熱い!とても熱い!苦しい〜!死ぬ〜!ホットシートが熱い!
ひぃひぃ!目隠しをされていたので一体どのくらい時間がたったのか、今何時なの
かわからない。あの、エステシャン、「フィフティーン」って言ったけど、本当は「フィ
フティー」の聞き間違えだったんじゃないか?15分ってこんなに長い?早くここか
ら出してくれ〜!でないと気が狂う〜!ようやくエステシャンがやって来てこの温
熱地獄から解放される。苦しい15分だった。そしてまだら石膏像の私はシャワー
ルームへ行ってぬるの物を洗い流して人間に戻った。この前のボディスクラブも良
かったが、今回のもツルツル、スベスベになった。
穴開きベッド |
穴の下にあった花器 |
|
|
そして仕上げにさっきとは違うボディローションを塗られてフィニッシュ。この穴開き
ベッドにうつ伏せになると、ベッドの下に花があった。この花を穴から見ながらボデ
ィローションを塗られている時が一番気持ちがよかったわ〜。この穴開きベッド、
便利よね〜。そしてお茶のサービス。こういうところではハーブティーが付き物だ
が、なんとほうじ茶だった。
ほうじ茶 |
フライドライス |
|
|
そしてプールで泳いでいるあんずと夫を見つけ、プールサイドのカフェで泳ぐ2人を
見ながら少し遅いランチを取る。フライドライスを注文したのだが、この器を見て。
本物の貝よ!しかも付け合せで長ネギがまるごと付いている・・・これ、生のまま
かじろってことか?(笑)味は良かったけどね。それからあんずと一緒に浜辺に行っ
て、波とたわむれたり貝殻を探したりした。あんずは「こんなに小さい貝殻見つけ
たよ〜かわいいでしょ〜」と言っていた。泳ぎ足りないあんずに付き合って今度は
私が一緒に泳いだ。実はこれが今回のタイ旅行の最初で最後の水着だった。水
がとっても冷たくてなかなか腰から上を水につけることができない。日差しも弱い
し、気温も低く、湿度も低いせいだ。それなのにあんずに「ママ〜水が恐いの?」
と冷やかされた。(笑)
貝殻を探すあんず |
|
そして着替えて夕飯を食べに行く前にもう一度浜辺へ行った。ちょうど夕陽が沈む
時間帯でこんなきれいな夕焼けを見ることができた。感動ものだった。プーケット
最後の夜に、こんな最高の夕焼けが見られてラッキーだった。いつかまたこんな夕
焼けを見にここへ来れたらいいな・・・なんて思った。そして今夜は悔いが残らない
ように食べたいものを食べようということで、パトンビーチに滞在していた時に入り
浸っていた日本人が営む中華料理店に行く事にした。車をさがしていたら、早速そ
れらしき人が声をかけてきた。値段交渉もうまくいき、さっそくその車に乗り込む。
車は普通の乗用車。たぶん日本車なのだろう。けどドアを閉める時、ガタゴトと変
な音がして上手く閉まらない。すると運転手は、「ノープロブレム」と言ったが、私
ちっともノープロブレムじゃないっちゅーねん!と心の中で叫んだ。車の中では泳
ぎ疲れたあんずがぐっすりと眠ってしまった。車を下りてからもあんずはずっと眠っ
たまま。しょうがないのでショッピングモールのファーストフード店で寝ているあんず
と疲れている夫を残して私は買物へ走る♪だって買物できるのもこれで最後だっ
たもん。インドネシアでは売られていない(2001年12月当時)ダブの洗顔フォー
ムを大量に買い込み、おせち用に回るお皿を買った。そして目指すは中華料理屋
さん。ここの中華丼、一体何故、こんなに美味しいのか考えたらご飯が違うのだ。
オーナーに「お米の産地はどこ?」って聞こうと思っていた矢先に別の日本人グル
ープのおじさんたちが同じ質問をしていた。そしたらオーナーは日本のお米だよと
言っていた。やっぱりそうなのか・・・当たり前だけどお米が違うと味も違う。ご飯が
美味しいと幸せだわ。
そして帰りはなんとはじめてのトゥクトゥク。この荷台を改造した乗合バスに一度は
乗りたいと思っていた。料金は3人で200バーツだった。安いのか高いのかわか
らない。そしてトゥクトゥクの座席から見た、プーケットの星空はイルミネーションの
ように輝いていた。
こんなにきれいな夕焼け |
|
|