第1日目。出発の日。11時発のガルーダインドネシア機で、ジャカルタからジョグ
ジャカルタへ向かうため、朝の9時に家を出る。スカルノ・ハッタ空港に到着したの
は9時30分。チェックインするにはまだ時間があるので、空港内の日本食店で軽
く、麺類などを食べる。ちょうどいい具合の満腹加減で発着のインフォメーション画
面を見ると・・・なんと!「TERLAMBAT」と表示されている。つまり「DELAYED」
・・・遅れてるというのだ。見たら11時の飛行機が14時になっているではないか!
なんじゃと〜?!3時間も空港で待ってろってか?マジ?ふざけんなよ〜。(怒)
と散々悪態をついた後、仕方なくベンチに座って待つことに。
3時間も遅れた飛行機 |
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ベンチでうとうとしかけた時チェックインを先にしようと思い、ガルーダのカウンター
へ行ってチェックインを済ませ、そして搭乗口へ行く途中で、ラウンジを見つけた。
「エグゼクティブクラス以上でないと入れないんでしょ?」と言うと、CITY BANKの
キャッシュカードを持っていたら入れたらしい。そんなの今日は持ってきてないよ。
・・・と思って、反対側を見るとまた別のラウンジがあった。これは?と思って近づく
と、マスターカードとVISAカードを持っている人が入れるラウンジだった。すると、
夫が「ここなら入れるぞ」と言って提示すると「どうぞ」と言われた。しかし、1枚の
カードに付き1人しか入れないという。ふっふっふ!私も持ってるもんね!どうだ
参ったか〜!(←喧嘩してんの?)子供は不要ということで、やっとラウンジに入
れてもらえたのだ。持ってて良かった○カード、とか出かける時は忘れずに・・・
とか、こういうことなんだろうか?・・・(笑)
ラウンジで寝るすぴか |
出発ロビー |
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私はオレンジジュースとクラッカーを食べた後、あんずのゲームボーイで40分程
遊んで目を疲れさせてから、MDウォークマンを聞きながら熟睡した。きっちり3時
間、待たされてようやく搭乗口へ行った。ほとんどの乗客が乗り込んでいたので、
驚いてしまった。あのラウンジ、全然アナウンスが聞こえないじゃないのよ〜!
座席はなんと一番後部だった。トイレの目の前で、少し臭い。しかも機内はめちゃ
くちゃ暑かった。インドネシアのドメスティック便って、以前、バリに行く時に乗って
冷房が異常に効いていたのを覚えており、それで長袖を用意したのだが、全く必
要なかった。しかも冷房は自分の座席の天井部分にある、目盛りみたいなのを手
で回して、通気口を開けてやらなければ風が出てこないという、まるで昔の、バス
のようなエアコンだった。すごい・・・と別の意味で驚いた。(笑)動き出して、離陸す
るまで、生きた心地がしなかった。機体が小さいだけに、揺れも大きいのだ。ひえ
〜!恐いよ〜!みんな恐くないの?ひょっとして慣れてるの?・・・ほとんど、拝む
ような気持ちでいたのは私だけだろうか?
無事、離陸するとすぐに機内食が配られた。機内食と言っても、チョコとケーキの
おやつセット。これに飲み物がつく。なんかかわいいぞ〜。
空から見たジャワ島 |
ガルーダの機内食 |
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3時間待って、飛行時間はたった30分だった。だけど車ではすごい時間がかかる
から、やっぱり飛行機で行くしかないのだ。空港に着いてびっくり。飛行機のタラッ
プを降りたら、何もないのだ。バスも通路も、誘導員すらいない。みんなてんでバラ
バラに到着ロビーに向かって歩いていく。すっご〜い。おもしろ〜い!空港なのに
田舎の農協の穀物倉庫みたい!(←都会の人にはわからない例え(笑))
ジョグジャの空港 |
ガルーダインドネシア機 |
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わけのわからない感動を味わった後、到着ロビーで私たちの名前を掲げたガイド
さんと無事、会えた。ガイドさんの名前はヤントさんといい「ヤンちゃんと呼んでくだ
さい」と言ったが、実際にはずっと「ヤントさん」と呼び、あんずだけが真に受けて、
「ヤンちゃん」と呼んでいた。(笑)ヤントさんの案内で、すぐにプランバナン遺跡に行
くことになった。本当ならこの日の予定では、日没時のボロブドゥール遺跡を見る
ことになっていたが、飛行機の出発の遅れでせっかくの予定が台無しになってし
まった。けれどもプランバナン遺跡のほうが人も少なくておすすめよと友人に言わ
れていたので、気を取り直した。
ジョグジャカルタには仏教遺跡とヒンズー教遺跡と両方が共存している不思議な
土地である。空港から走ること20分でプランバナン遺跡に到着。ちなみにプランバ
ナン遺跡はのヒンズー教の宗教建築物である。
プランバナン遺跡 |
角度を変えて・・・ |
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ええと、ヤントさんがいっぱい説明してくれたんですけど、写真を撮るのに一生懸
命で半分以上聞いてなかったわ。(笑)だいたい9世紀から10世紀頃、ヒンズー教
のビシュヌ、シバ、ブラフマの神を祀るために建てられたもので、1991年、世界遺
産に登録された。神を守るように建っている神殿は乗り物を表している。神は当た
り前だが、それぞれ性質が異なる。シバが一番偉大な神であるとされている。
神殿 |
シバの神殿 |
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神殿の壁を見ると、小さなレリーフが彫られている。それぞれが違う模様になって
いて、こういう表現は適当ではないが「かわいい」のである。そして動物のレリーフ
は、大体が2匹対になっている。これは神社の狛犬にも共通するらしい。
神殿の中に入ることができるので、登ってみた。1つの石段がかなり大きく作られ
ており、かなり登りにくい。そしてその通路は狭く、人が2人通るのがやっとかっと
である。この日はたまたま、地元の小学生の遠足とかち合ってしまい、小学生が
だだだだーと狭い通路を駆け抜けていった。日本人の子供が珍しいのか、あんず
のことをみんなジロジロ見ていく。私たちはインドネシア人にじーっと見られる事に
最近慣れてきたので、睨み返すこともしなくなった。
狭い通路 |
神殿内部 |
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話がそれた。通路の奥にはいろんな神が祀ってある。勉強の神、子宝の神など。
ちなみに↓の牛は、神様の乗り物として奉られており、背中のコブを触ると幸せ
になれるという言い伝えがあるらしい。そのため、そのコブはかなり磨り減ってい
た。ちなみに私も触った・・・(笑)そっか・・・神の乗り物だから、ヒンズー教の人は、
牛肉を食べないんだね。
神の乗り物 |
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シバの神殿には、シバの先生や奥さん、お父さん、お母さんなどが祀られていて
それぞれ、お腹を触ると幸せになれるとかいろいろ言い伝えがあって、その都度
触ってきた。暗かったので写真はきれいに撮れず、残念。神殿の中は、通路があ
って一周できるようになっている。
通路から外を望む@ |
通路から外を望むA |
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神殿の外に出て、ミネラルウォーターを買って飲み、一休みした。近くに野外劇場
があるのだが、毎週木曜日に上演されるらしい。ヤントさんに写真を撮ってもらった
りしていると、プランバナンの写真集を売りつけに来る。「いらない」と言ってもしつ
こくやってくる。ちらっと見たのだが、ジャカルタでも売っているのを見た。きっと、日
本人だと思って、法外な値段を言ったに違いない。興味がないので、近寄るたび
に「ティダ マウ(欲しくない)」「ティダ ウサ(必要ない)」と私が追い払った。(笑)
十分、休憩を取った後、歩いて車まで戻った。その途中、あんずが急にしゃがみこ
んで、何かを拾い始める。「これ!幸せの実って言うんだよ〜」と言うあんず。たく
さん集めると幸せになれるが、集めすぎてもよくないらしい。
実を拾うあんず |
幸せの実、4つ |
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そして車に戻り、ホテルに向かった。今回泊まるホテルはハイアット。ゴルフコース
が9ホールついている、ゴルファーにはたまらないホテルだった。チェックインした
後、一旦部屋へ行き、一休みした後、夕飯を食べるために、またロビーでヤントさ
んと待ち合わせて出かけた。この夜のレストランは、普通のインドネシア料理の、
ビュッフェだった。インドネシアに住んでいるものの、そんなにしょっちゅうインドネ
シア料理を食べているわけではない。今回はそのインターバルもあったせいで、
なんでも珍しかった。
インドネシア料理のビュッフェ |
美味しかったサテ(焼き鳥) |
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食事中はガムランの生演奏を店内でしていて、その音階がとても心地よい音色だ
った。その後、女性が5人出てきて踊り始めた。どうやらそれは、ラ・マーヤナ伝説
の演劇を始める前の儀式であるらしい。ちなみにラ・マーヤナ伝説は長いんだよ。
説明するのも大変。(笑)なので省略。(←おい!)
始まりの儀式 |
ラ・マーヤナ |
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最後まで見たかったが、どうしても睡魔と疲労に勝てず、途中で帰ることにした。
演じているみなさんには大変申し訳ないことをした。そのくらい、昼間のプランパナ
ン遺跡の階段の登り降りがきつかったらしい。日ごろ、ゴルフをして普通の人より
歩いているつもりだったが、使う筋肉がやはり違うようで、いきなり痛くなった。若
いって証拠ね♪
ホテルに着いてから、すぐにマッサージ師さんを部屋に呼んで、1時間のマッサー
ジをしてもらった。いわゆる足裏とは違う、どちらかと言えばバリ式なのかな?ツボ
押しをしないマッサージだった。気持ちよかったけど、ツボを押すマッサージのほう
が、どちらかと言えば好きかな?
このベッドでマッサージ♪ |
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